自転車の補助輪が外れた日の記憶☆ライフストーリー・第13話の続き。
このライフストーリーでも度々書いて今ましたが、物心ついた頃から私は父に怒られてばかりいた。
「お前が悪い。」
「だからお前はダメなんだ!!」
そう言われる度に、「うるさいクソジジイ!!」と反論していた。
夕食どき、ご近所さんにも父と私の怒鳴り合う声が響いていた。。。
そう、毎晩のようにこんなことが繰り返されていたのだ。
こんなことを言うと「昔はみんなそうよ〜」と言われることが多いのだけれど、明らかにおかしい状態だった。
お酒を飲み、すぐにキレる父。
母も桃井ばあちゃんも、私をかばおうとすると父に怒られる。
私は、なんて理不尽なんだろうと思った。
大人だからって、こんなことして言い訳がないと。。。
日に日に、父のことが大嫌いになっていく。
そしてこんな家になんか、居たくないと心から思った。
ある晩のこと、私が父に反論した時に「親に文句があるなら、テメーで稼いでから言え。親に面倒みてもらっているうちは、黙って言うことを聞け!!」と言われて、一体親ってなんなんだ?!
言われれば言われるほど、反抗的になる私。
「こいつに堂々と文句を言うために、絶対に稼いでやる!!」と固く心に誓ったのだ。
と同時に私は東京に行くことを決めた。
とにかく早く家を出たかった。
今となれば、なぜあんなに父が攻撃的な人だったのか?
父の幼少期からの背景と心の傷を理解すれば分かるけど。
(だからこそコミュニケーションや心理学の学びに没頭した訳ですが。。。苦笑)
まさに負の世代間連鎖が起きていたのです。
妹が結婚して嫁いだ先は、どても穏やかに夕飯を食べている家族で、実家との違いに驚いたらしい。(苦笑)
それを聞いて、私も驚いたのだった。。。
続く