夜魔女♡恋愛セラピスト
阿部きょうこです
今日は、二村ヒトシさんの本「なぜあなたは愛してくれない人を好きになるのか」を読んだ感想をお話します。
私がこの本に出会ったのは、2015年6月。
(もう9年前になるのね!!時が経つのが早い。。。)
当時友人が二村ヒトシさんとのお話会を企画していて「そこに参加したい!」と思い書籍を購入しました。
最近またこの本を読み返したので、私が特に印象的だった箇所について書いていきますね。
まずこの本のタイトルに惹かれた
当時42歳の私は、夜の仕事で絶頂期を迎えていて、公私共に忙しく充実した日々を過ごしていました。
一方で、身体が悲鳴を上げていたのもこの頃。
婦人科系の病気になり、腰痛もひどくて夏場のクーラーの影響でギックリ腰にも悩まされていました。
この頃にお付き合いしている方もいました。
とても羽振りが良くユーモアもあり優しい人でしが、誰にでも優しくてお調子者でもありました。
しかし結婚できない相手。
自分の年齢やこの先のことを思うと複雑な心境でした。。。
このような時に、私はこの本に出会いました。
「なぜあなたは愛してくれない人を好きになるのか」
このタイトルを見た時に、私のこれまでの恋愛パターンだなって思ったのです。
誰にでもある「心の穴」
この本でまず心に刺さったのが「自分を受け入れていない女性は、むしろ恋愛することでダメになっていく」という一文。
筆者は「自分を好き」には「ナルシズム」と「自己受容」の2種類あると説いています。
自分を好きとは「もっと美しくなりたい」「より良い自分になりたい」という向上心の源がナルシズム。
自己受容とは「私はこのままでいい。無理しなくても生きていける」と、ありのままの自分を認め受け入れること。
「ナルシズムが自分への恋だとすれば、自己受容は自分への愛」と書いてありますが、そのように捉えるととてもわかりやすいです。
そして、恋しても心の穴は埋まらない。
しかも自己受容していない人は。恋愛の相手を使って心の穴を埋めようとする。
この文面にドキッとした人はどれくらいいるでしょうか?
少なくとも当時の私の心は、まさにこの状態でした。。。
しかし心の穴からは、あなたの魅力も欠点も出ているので塞ぐ必要はなくて、自分の心の穴の形を知ることが大事!
穴の形を知ることで自己受容できるようになるのです。
そして心の穴を完璧に埋めてくれる相手はどこにもいないのです。
自分だけではなく彼にも心の穴はあるのです。
「女はしんどい」社会の仕組み
「男はヤリチンとオタクだらけ」と、著者は言う。私は思わず吹き出した。(笑)
「第4章」
・彼に「恋をしている」あなたには、彼のヤリチンは直せない
・ヤリチンは自己受容していない女(の心の穴)が大好物
・オタクの男は、モテ始めると簡単にヤリチンになる
・草食系男子の中にひそむ「弱虫系」に気をつけろ
・まともな男と、なぜ出会えないの?
これらのことは、多くの女性に知ってほしい知識です。
ぜひ、本を手に取って読んでくださいね!
そして次の章では、男性がつくった社会の仕組みにより、女性が自己受容できにくくなりしんどくなっていることについて書かれています。
しんどい女性は「やらなくちゃいけないと」思い込んでいることが多すぎるようです。
女・仕事・妻・母を、同時に完璧にこなすなんてムリなのです。
やはりここでも自己受容できていないと、しんどくなりますね。。。
過去の私も、この罠にハマりしんどかったです。
仕事では、ママの立場で女の子たちのお手本になるように頑張らなきゃいけない。
プラーベートでは、ありのままの自分を見せるのが怖くて、良い女を演じていた。
自分の本当の気持ちを聞かずに、一生懸命頑張っていた。。。
自分で自分を認めることよりも、他者からの評価が気になってしょうがない。
いつも人と比較していた。
そりゃ、生きづらいワケですよね。。。
今の社会は「自己受容のシステム」が壊れている。
だからこそ私は、個人で自己受容する方法を学ぶ必要があると強く感じています。
そして男も女もインチキ自己肯定してる人間ほど、他人を支配したがる。
まさに私自身がインチキ自己肯定で生きていました。
すべての「親」は子供に心の穴をあける
あなた自身を苦しめる感情は、「劣等感」か「さみしさ」か「怒り」か「罪悪感」のどれかです。
その原因は幼い頃の親との関係にあります。
私のことを認めてくれない父への怒り。
それに伴う劣等感や、さみしさ。
若くして急病で他界した母に、何もしてあげられなかった罪悪感。
私はこの4つ、全ての感情を持っていました。。。
恋愛関係とは、幼い頃の親との関係(ひずんだ愛情)を「繰り返す」ことで「やり直している」ことが多い。
あなたに生きづらさを感じさせる「心の穴」が空いてしまったのは、あなたの親たちにも心に何らかの矛盾があり、親も「心の穴」を抱えていたからです。
当時は、私自身の心が癒やされていなかったので、とても痛い部分でした。
でもね、心の穴は自分で癒していくことができるのです✨
癒やされることにより、自分の内側からどんどん魅力が溢れてきます。
この本には、自分を受容できるようになるための7つの方法が書かれています。
・感情は考えないで感じきる
・するのが「嬉しい」ことだけをする
・自分の『未来」を忘れてみる
・「女らしさ」で悩まない
・セックスの時は相手の目を見る
・「自分が人から感謝されていること」に気づく
・「愛されようとすること」をやめてみる
著者独自の視点で描かれているのが面白いです。
最後にこの言葉が、とても印象的でした。
恋をすると自動的に「自分が自分を受容していないこと」がわかってしまう。
恋の本当の目的は「相手を得る」ことではなく自分を「わかる」ことにあるのです。
感想
今改めて読み返しても気づきが多いですね〜!
二村ヒトシさんはAV監督という経験と独自の視点から、オトコとオンナの本質を捉えてらっしゃる。
恋愛のテクニックやノウハウ本よりも、私はこっちの方が好きですね!
現在の私は、自己受容できてパートナーと良い関係が続いています。
(この本を買った4年後、2019年に付き合い始めました✨)
自己受容する方法は色々あると思いますが、私は自分を知り、自分に共感することで自己受容できるようになりました✨
この本の巻末に、二村さんと女性のお悩み相談のやり取りが載っていますが、これもまた本質を教えてくれる内容になっていますので、ぜひ手に取って読んでみてくださいね!
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