2020年8月13(木)
私が生まれ育った山形県も、今日がお盆の迎え火になります。
新型コロナウィルスの影響で今年は田舎には帰れませんが、離れた東京からご先祖様に感謝の気持ちを寄せたいと思います。
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本家の長女に生まれた私
阿部家(太治兵衛家)、本家の長女に生まれた私。
曽祖母、祖母、父、母、妹の6人家族でした。
父の母でもある祖母は、私のことをとても可愛がってくれていました。
物心ついた頃から私は、お盆のお墓参りは祖母について一緒に行くのが阿部家の習わしになっていました。
幼少の頃から、長女の私がこの家を継ぎ墓守りしていくのが当然だよと教育を受けてきましたが、当時はそんなことの意味などは理解できず、自分の人生なのにも関わらず、決まったレールの上を歩まなければならないのか…と、落胆したものでした。
父への反抗もあり、18歳で上京したんですけどね(笑)
今では生まれ育った山形よりも、東京に住んでいる方が長くなりました。
今では、私と妹以外の家族は皆んなお墓の中に眠っています。
このお墓も母が亡くなった時に父が新しく建て替えたものなのです…
脈々と受け継がれてきた命のバトン
実家の仏壇には過去帳があります。
この太治兵衛家に生まれてきた人、嫁いできた人、同じお墓に眠っている人の戒名が書かれているのです。
もちろん、大半は私も会ったことのないご先祖様ですが、その過去帳を眺めていると命のバトンが受け継がれてきたから、今ここに私は存在しているんだぁ〜って実感させられるのです。
昔よく父に「自分一人で生きていると思うなよ」と言われてましたが、今になって改めて本家と言うのは深く受け継がれているご先祖様の想いがあるんだなぁ〜って理解できるようになりました。
過去帳に書かれている戒名を眺めながら、その人が生きていた時代背景や価値観、どんな人生を送ったのかなど、思わず想像してみたりするのです。
ご先祖様に感謝の気持ちを伝える♡
もちろん真っ先に浮かぶのは、一緒に暮らしていた家族のこと。
曽祖母、母、祖母、父の順番でお墓に入りましたが、それぞれの生きた証を、心に刻まれた思い出を味わいながら「今・この瞬間」この世に生を受けて、心身共に健やかな毎日を送れていることに感謝♡
限りあるこの命の時間を感じながら、改めて自分自身に問う
「我は何者なのか?何を成すべき者なのか…」
2020年 夏